
鴨江観音祭り
開催予定日 | 3月 |
---|---|
例年開催日 | 例年彼岸 |
地区 | 中区 |
開催地 | 鴨江寺(中区鴨江) |
主催者 | 調査中 |
文化財区分 | 未指定 |
カテゴリー | |
開催状況 | 開催されます |
春のお彼岸参り
鴨江寺は文武天皇の勅願によって開創された歴史の古い寺です。遠州地方の人々にとって鴨江の観音様として馴染まれ、春と秋の彼岸にはおまいりするならわしがあります。ご先祖の供養をすると共に開運を祈願します。
お彼岸参りが盛んになったのは江戸の中頃からで、お観音様の御開帳があった天和元年(1681)、正徳元年(1711)、享保11年(1726)には大変な賑わいがあったことが記録されています。そして、幕末に近い嘉永の頃から境内に見世物小屋がつくられるようになり、鴨江寺の彼岸会は庶民信仰と娯楽とが重なりあって発展してきました。
鴨江寺のご本尊は聖観世音で、人々はこの仏様に手を合わせご先祖の供養をするのですが、境内にはさまざまな堂があり、各堂に仏様が安置されていて、多方面にわたるご利益にあずかることができます。その一つに水向地蔵尊があります。お彼岸の時には参詣者が長い竹のひしゃくを使って地蔵様に水をかけます。大きな蓮華座の上に座している地蔵尊は高さ2mもあり、蓮弁に浄財を喜捨した人達の名が刻まれています。造立されたのは寛延3年(1750)です。この水向地蔵尊にかける水は手前にある四角な井戸の水を使います。この井戸は「阿伽井戸」といわれ、行基が寺を開創した時、精霊にたむけるために水を汲んだ泉の跡につくられたといい、水そのものにもご利益があり、無病厄除に効果があるとされています。
(参考文献:神谷昌志,酢山隆(1992):『遠州の寺社・霊場』:静岡新聞社)
お彼岸参りが盛んになったのは江戸の中頃からで、お観音様の御開帳があった天和元年(1681)、正徳元年(1711)、享保11年(1726)には大変な賑わいがあったことが記録されています。そして、幕末に近い嘉永の頃から境内に見世物小屋がつくられるようになり、鴨江寺の彼岸会は庶民信仰と娯楽とが重なりあって発展してきました。
鴨江寺のご本尊は聖観世音で、人々はこの仏様に手を合わせご先祖の供養をするのですが、境内にはさまざまな堂があり、各堂に仏様が安置されていて、多方面にわたるご利益にあずかることができます。その一つに水向地蔵尊があります。お彼岸の時には参詣者が長い竹のひしゃくを使って地蔵様に水をかけます。大きな蓮華座の上に座している地蔵尊は高さ2mもあり、蓮弁に浄財を喜捨した人達の名が刻まれています。造立されたのは寛延3年(1750)です。この水向地蔵尊にかける水は手前にある四角な井戸の水を使います。この井戸は「阿伽井戸」といわれ、行基が寺を開創した時、精霊にたむけるために水を汲んだ泉の跡につくられたといい、水そのものにもご利益があり、無病厄除に効果があるとされています。
(参考文献:神谷昌志,酢山隆(1992):『遠州の寺社・霊場』:静岡新聞社)
- 地区が同じ
- カテゴリが同じ
- 日付が近い
鴨江観音祭りに関連した祭り